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寝取られ方の四分類

『LILLIPUTIAN BRAVERY』を扱った第14回のツイキャスで、「寝取られ・寝取りエロ漫画におけるヒロインの寝取られ方は大きく4つに分けられる」という話をした。

りりぷー以外の作品にも応用できる内容だと思うので、ここに文章化しておきたい。



1.分類の方針



以下で提案するのは、「寝取られもの(寝取りもの)のエロマンガにおいて、通常の状況では進んで浮気をしないようなヒロインに浮気をさせる方法」の分類である。


多くの寝取り・寝取られものでは、「通常の状況では進んで浮気をしない」はずだったヒロインは、浮気を重ねるに連れてだんだん淫乱になってしまい、最終的に「堕ち」、「通常の状況でも進んで浮気をする」ようになってしまう。なのでここで分類するのは、「堕ち」る前の、純粋なヒロインに浮気をさせるやり方である。


「通常の状況では進んで浮気をしないようなヒロイン」に浮気をさせるためには、「通常の状況」ではないような状況にヒロインをおくしかない。そこで、どのように「通常の状況」を崩すのか、という点から分類を行う。


ヒロインが「通常の状況で進んで浮気をしない」というときに考えられていることは、より正確には次のようなことだろう。


ヒロインが、
・正常な判断力を持っており
・状況について正しい認識を持っており
・浮気をしないという選択肢が存在し
・浮気をしなければ他に著しい問題が起こるということがないのなら、
浮気をしない


そのため、ヒロインに浮気させるためには以上の4つの条件のどれかを崩さねばならない。どの条件を崩すかによって、寝取られ方を4つに分類できる。



2.分類



以上のような方針に基づいてヒロインの寝取られ方を4つに分類できる。


A.判断力を奪う
そもそもヒロインがまともに判断を下せないような状況に追い込む。おもにヒロインの身体に操作を加える場合が多い。具体的には、媚薬を飲ませる・性的快感に酔わせる・洗脳するなど。


B.虚偽を信じさせる
誤ったことを相手に信じさせる。具体的には、間男が「処女なんて彼氏にめんどくさがられるよ」などと言ってヒロインに迫るパターンなど。


C.選択肢を絞る
浮気をしないという選択肢を選べないようにする。具体的には、監禁や拘束、暴力による強制がこれにあたる。


D.ジレンマに追い込む

積極的に浮気をしたがらないヒロインを、「浮気をしないと他に著しい問題が起こる」状況に追い込み、消極的に浮気に向かわせる。具体的には、会社での地位をネタに上司が部下の妻に迫るパターンなど。



3.具体例



以上の分類をいくつかの具体的な作品に当てはめてみよう。


まずはMTSPの『橘さん家の男性事情』。メインは媚薬とマッサージでヒロイン(達)の判断力を奪うことなのでAにあたるが、旅館の一室に閉じ込めている点を考慮するとCも併用されていると言える。

うるう島呼島の「Happy Birthday」(『セックスホリック』所収)。「セックスを勉強すれば好きな人に喜んでもらえる」と称して天然少女を騙すシチュ。B。

月野定規『ボクの弥生さん』。彼氏を暴力から守るために身を差し出す。D。

流一本「守ってあげる」(『僕の知らない彼女の淫貌』所収)。自分が女でありながら男子校に通っていることをバラすと脅され身を差し出す。D。

無望菜志『NTR^2』。彼氏との学校でのイチャイチャを収めた写真を公表するぞと脅される。D。

ひげなむち「ご拝借!」「ご延長!」「ご返却!」(『おとめくずし』所収)。半監禁状態でのレイプ後、そのことを彼氏にバラすと脅して関係をもつ。CとDの併用。

山文京伝『紗雪の里』。酒で酔わせた上で夫であると誤認させる(AとBの併用)。その後は半監禁状態の輪姦(C)。

高津『王様アプリ』。携帯アプリでの洗脳。A。




4.分類が使えない場合




以上の分類は、「通常の状況では進んで浮気をしない」ヒロインに浮気をさせる方法についてのものなので、「通常の状況でも浮気をしてしまう」ヒロインが浮気をする作品には当てはめられない。


そのため、すでに述べたようにすでに「堕ち」てしまったヒロインや、初めからビッチであるようなヒロイン(水龍敬『貞操観念ZERO』の槍間家母など)には当てはめることができない。


ちなみに前回のツイキャスでは、「積極的に浮気に向かっていく(そのため以上の4種の方法が使えない)にもかかわらず、初めからビッチであるわけではないヒロイン」という、リアリティがあるけれども描くのが難しいヒロイン像を見事に描き切った作品として『LILLIPUTIAN BRAVERY』を評価した。



<関連記事>
第14回放送・嶺本八美『LILLIPUTIAN BRAVERY』

なぜわざわざ寝取られなんて読むのか?/あるいは寝取られが苦手な人への寝取られ入門
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なぜわざわざ寝取られなんて読むのか?/あるいは寝取られが苦手な人への寝取られ入門

 以前、同級生の友人(Aくんとする)と話していて、

「寝取られなんて、そんなつらいものの何がいいのかわからん」

と言われた。言うまでもなく寝取られというのは、「彼女/妻など、主人公と恋愛関係にある女性が、別の男にセックスによって奪われてしまう」という、エロ漫画やエロゲーのジャンルのことである。Aくんは、自分の彼女が他の男に取られるなんてそんな悲しい話をなんで好き好んで摂取するのか、と言っていたわけだ(ちょうどその時は彼女がいたからより切実だったんだろう)。



 かくいう僕も昔は寝取られがまるで駄目だったのだが、最近は好きなジャンルの一つになっている。僕はエロゲーはあんまりやらないので専ら漫画になるが、月に一冊~二冊くらいは寝取られテーマを含む作品を買っている。

 確かに、なぜ彼女が奪われるなどというつらく悲しい話をわざわざ摂取するのか、寝取られが苦手な人・寝取られに興味が無い人には不思議に映るだろう。一見すると理屈に合っていない。だが、個人的には、寝取られテーマがなぜエロのいちジャンルとして確立しているのか、そこには明確な理由があると思っている。つまり、Aくんが提起した疑問には答えることができると思っている。以下、寝取られに興味のない人、苦手な人にも分かるように、寝取られの魅力を説明してみよう。



 僕が思うに、寝取られジャンルの魅力――それも、「寝取り」「浮気」といった近隣ジャンルにはない、「寝取られ」だけの魅力――の少なくとも一部は、「主観的ギャップ」と「マゾヒズム」にある。順番に取り上げる。



1.「主観的ギャップ」
 寝取られジャンルは、大きく言えば「堕ちもの」のサブジャンルである。「堕ちもの」とは、ヒロインが貞操観念を喪失したり、淫乱になってしまったりする内容の作品を指す。

 「堕ちもの」が面白くなるために重要なのが、ヒロインが「堕ちる前」と「堕ちた後」のギャップである。例えば、ヒロインが最初から超ビッチで、全く貞操観念がなく、フリーセックス!というような人物であれば、そのヒロインが更に淫乱になってもあまり驚きはない。逆に、清楚だったり、抑制的だったり、真面目だったりするヒロインが、欲望に忠実な人格に変貌したとすれば、そこに生まれたギャップによって、最終段階の性的な奔放さがより強調される。つまり、読者が「堕ちるはずのない」と考えるようなヒロインが堕ちるからこそ、ギャップが生まれ、エロさが強調されるのである。

 私が思うに、「寝取られ」の魅力は、この「ギャップ」を<主観的に>生み出すことにある。寝取られ作品において堕ちるヒロインたちは、読者=主人公の妻や恋人である。そして、誰だって、妻や恋人はいつも自分にぞっこんであり、他の男になびくはずがない、と考える、いや、考えたいだろう。この、ヒロインに対する「堕ちるはずがない」という主観的な思い込みや願望が、間男に奪われ堕ちたヒロインとの間にギャップを生み、堕ちものとしての面白さを際立てるのである。

 この効果は、単にヒロインを人妻や彼氏持ちに設定することによっては生まれない。というのも誰だって、抽象的・第三者的な「人妻」よりも、「自分(主人公)の妻」の方が、貞淑で貞操に忠実だと思うからである。もちろん、世間一般の妻や彼氏持ちよりも自分の妻や彼女の方が貞淑だなどというのは明らかに勝手な思い込みに過ぎないが、このような主観的な思い込みが、寝取られ作品における堕ち前・堕ち後のギャップを作り出し、作品をより魅力的にしているのである。



2.「マゾヒズム」
 「マゾヒズム」とはもちろん、異性に支配されたり罵倒されたり暴力を振るわれたりすることに対する性的嗜好を指す。

 寝取られジャンルが男性のマゾヒズムを刺激することは比較的見やすい。というのも、寝取られジャンルにおいてヒロインが寝取られてしまうのは、主人公のセックスでは満足できなかったからであり、間男と比較して主人公の性的能力が低かったからなのである。つまりヒロインが主人公を捨て間男に惹かれるというのは実質的に、ヒロインによって主人公の性的能力が馬鹿にされているに等しい(「あの人のほうが気持ちいい…」というようなしばしば現れる台詞を思い出してほしい)。ここに、寝取られジャンルが読者のマゾヒズムを刺激する点がある。



 というわけで、寝取られジャンルの魅力は、「主観的ギャップ」と「マゾヒズム」という二点にあるのではないかと僕は考える。もちろんこれ以外にも寝取られには様々な魅力があると思うが、少なくとも僕にとってはこの二つが寝取られジャンルの魅力の核である。この二点の魅力を指摘することによって、「なぜわざわざつらい話を摂取するのか」という冒頭の疑問には答えることができただろう。

 そして、この二点は、寝取られマニア以外でも、多くの人にとって理解できる魅力であるはずだ。「ギャップ萌え」という言葉はすでに広く人口に膾炙しており、ギャップが魅力を作りだすというのは一般的に共有されている認識だし、マゾの気が全くない人というのもこの世界には存在しないだろう。

 そういうわけで、仮に今寝取られが苦手な人であっても、ここで指摘した魅力の部分に注目しつつ寝取られジャンルに入門してみると、新たな世界を開くことができるかもしれない。まあ、慣れるまでは一作ごとに心が折れると思うが……
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