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このブログについて&夜話について

このブログは、わたくし新野安(あらのいおり)@atonkbが、ひかけんくん@hikakenおよびまいるどくん@mairanaidとやっている、成人向け漫画を語るツイキャス「エロマンガ夜話」の過去ログ&次回予告などをまとめるためのものです。

あわせて、わたしが書いた文章も載せております。

[わたしについて]
HN:新野安(あらの・いおり)
やっていること:(エロ)漫画・アニメ・映画を語る
(別名義で)やっていること:哲学・論理学研究
(エロの)ストライクゾーン:低年齢から熟女までなんでも
好きな作家さん:流一本先生、たべ・こーじ先生、高橋葉介先生

[ツイキャスについて]
毎回成人向け漫画を一つ取り上げ、エロ表現・コマ割り・ストーリーなどなど、様々な側面から語り尽くしています。

過去ログ(http://yawaseijin.blog.fc2.com/blog-entry-4.html)を聞いてもらえればだいたい雰囲気がわかると思います(個人的にはたけのこ星人先生の回がオススメですが、長いので最初の方だけでも聞いていただければ)。
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過去ログ(第七回目まで)

わたくし機能性重視@atonkb、ひかけん@hikakenくん、まいるど@mairanaidくんと一緒に、三人で隔週でエロマンガを語るツイキャス「エロマンガ夜話」をやっております。

過去回の音源はyoutubeやツイキャスにおいておりますので、ここにまとめておきます。

第一回 ゼロの者『わすれな』
(散逸してしまいました…)

第二回 ゴージャス宝田『キャノン先生トバしすぎ!』

ロッキー=キャントバ説/トラウマとキャラクター/ロリコンの劣等感と連帯/絵とシチュエーションのどちらに興奮するのか/ゴージャス宝田先生の絵の特徴/プロットの穴/キャノン先生のその後/メタエロ漫画とエロ漫画

その1
その2
その3
その4
その5
その6

第三回 たけのこ星人『カクセイ彼女』

新本格エロ漫画/エロ漫画の様式性との戯れ/キャラクターの自我の分裂/影トーン/「わたしのアナルは純潔(バージン)よ」/「いままで俺の前で数百人の少女が調教されて酷い目に逢ってきた」/偏執的な伏線/定春をどう評価するか?

その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8

第四回 井雲くす『僕だけの夕闇』
(散逸してしまいました…)

第五回(ティーアイネット特集 第一回) 成島ゴドー『牝化計画』

司書房時代・BUSTER時代・MILF時代/それぞれの成島ゴドーへの思い入れ/過渡期としての『牝化計画』/堕ちもののテンプレ/日常に侵食する調教/堕ちる女性の丁寧な心情描写/笑ってしまうコマ/複雑怪奇な人間関係/強靭な日常性としたたかな熟女さん

(散逸してしまいました…)

第六回(ティーアイネット特集 第二回) 世徒ゆうき『アラルガンド』
※録音のミスがひどいので一旦公開を停止しています。ノイズを除去して後日再度公開する予定です。

オールディーズな男性のデザイン/情けない男主人公/写真のような魅力/全身舐めで「良作を確信」/AVからの影響/「画力で殴る」/雨森かわいい/「女の人にあしらわれたい」/「レベルCは刺さる」/「『一線』はエロ漫画文学賞」

第七回(ティーアイネット特集 第三回) 新堂エル『TSF物語』

その1
その2
その3
その4
その5
その6

なぜわざわざ寝取られなんて読むのか?/あるいは寝取られが苦手な人への寝取られ入門

 以前、同級生の友人(Aくんとする)と話していて、

「寝取られなんて、そんなつらいものの何がいいのかわからん」

と言われた。言うまでもなく寝取られというのは、「彼女/妻など、主人公と恋愛関係にある女性が、別の男にセックスによって奪われてしまう」という、エロ漫画やエロゲーのジャンルのことである。Aくんは、自分の彼女が他の男に取られるなんてそんな悲しい話をなんで好き好んで摂取するのか、と言っていたわけだ(ちょうどその時は彼女がいたからより切実だったんだろう)。



 かくいう僕も昔は寝取られがまるで駄目だったのだが、最近は好きなジャンルの一つになっている。僕はエロゲーはあんまりやらないので専ら漫画になるが、月に一冊~二冊くらいは寝取られテーマを含む作品を買っている。

 確かに、なぜ彼女が奪われるなどというつらく悲しい話をわざわざ摂取するのか、寝取られが苦手な人・寝取られに興味が無い人には不思議に映るだろう。一見すると理屈に合っていない。だが、個人的には、寝取られテーマがなぜエロのいちジャンルとして確立しているのか、そこには明確な理由があると思っている。つまり、Aくんが提起した疑問には答えることができると思っている。以下、寝取られに興味のない人、苦手な人にも分かるように、寝取られの魅力を説明してみよう。



 僕が思うに、寝取られジャンルの魅力――それも、「寝取り」「浮気」といった近隣ジャンルにはない、「寝取られ」だけの魅力――の少なくとも一部は、「主観的ギャップ」と「マゾヒズム」にある。順番に取り上げる。



1.「主観的ギャップ」
 寝取られジャンルは、大きく言えば「堕ちもの」のサブジャンルである。「堕ちもの」とは、ヒロインが貞操観念を喪失したり、淫乱になってしまったりする内容の作品を指す。

 「堕ちもの」が面白くなるために重要なのが、ヒロインが「堕ちる前」と「堕ちた後」のギャップである。例えば、ヒロインが最初から超ビッチで、全く貞操観念がなく、フリーセックス!というような人物であれば、そのヒロインが更に淫乱になってもあまり驚きはない。逆に、清楚だったり、抑制的だったり、真面目だったりするヒロインが、欲望に忠実な人格に変貌したとすれば、そこに生まれたギャップによって、最終段階の性的な奔放さがより強調される。つまり、読者が「堕ちるはずのない」と考えるようなヒロインが堕ちるからこそ、ギャップが生まれ、エロさが強調されるのである。

 私が思うに、「寝取られ」の魅力は、この「ギャップ」を<主観的に>生み出すことにある。寝取られ作品において堕ちるヒロインたちは、読者=主人公の妻や恋人である。そして、誰だって、妻や恋人はいつも自分にぞっこんであり、他の男になびくはずがない、と考える、いや、考えたいだろう。この、ヒロインに対する「堕ちるはずがない」という主観的な思い込みや願望が、間男に奪われ堕ちたヒロインとの間にギャップを生み、堕ちものとしての面白さを際立てるのである。

 この効果は、単にヒロインを人妻や彼氏持ちに設定することによっては生まれない。というのも誰だって、抽象的・第三者的な「人妻」よりも、「自分(主人公)の妻」の方が、貞淑で貞操に忠実だと思うからである。もちろん、世間一般の妻や彼氏持ちよりも自分の妻や彼女の方が貞淑だなどというのは明らかに勝手な思い込みに過ぎないが、このような主観的な思い込みが、寝取られ作品における堕ち前・堕ち後のギャップを作り出し、作品をより魅力的にしているのである。



2.「マゾヒズム」
 「マゾヒズム」とはもちろん、異性に支配されたり罵倒されたり暴力を振るわれたりすることに対する性的嗜好を指す。

 寝取られジャンルが男性のマゾヒズムを刺激することは比較的見やすい。というのも、寝取られジャンルにおいてヒロインが寝取られてしまうのは、主人公のセックスでは満足できなかったからであり、間男と比較して主人公の性的能力が低かったからなのである。つまりヒロインが主人公を捨て間男に惹かれるというのは実質的に、ヒロインによって主人公の性的能力が馬鹿にされているに等しい(「あの人のほうが気持ちいい…」というようなしばしば現れる台詞を思い出してほしい)。ここに、寝取られジャンルが読者のマゾヒズムを刺激する点がある。



 というわけで、寝取られジャンルの魅力は、「主観的ギャップ」と「マゾヒズム」という二点にあるのではないかと僕は考える。もちろんこれ以外にも寝取られには様々な魅力があると思うが、少なくとも僕にとってはこの二つが寝取られジャンルの魅力の核である。この二点の魅力を指摘することによって、「なぜわざわざつらい話を摂取するのか」という冒頭の疑問には答えることができただろう。

 そして、この二点は、寝取られマニア以外でも、多くの人にとって理解できる魅力であるはずだ。「ギャップ萌え」という言葉はすでに広く人口に膾炙しており、ギャップが魅力を作りだすというのは一般的に共有されている認識だし、マゾの気が全くない人というのもこの世界には存在しないだろう。

 そういうわけで、仮に今寝取られが苦手な人であっても、ここで指摘した魅力の部分に注目しつつ寝取られジャンルに入門してみると、新たな世界を開くことができるかもしれない。まあ、慣れるまでは一作ごとに心が折れると思うが……

計画的な無計画――師走の翁『精装追男姐』

※この文章はtwitlongerに投稿したつぶやき(http://www.twitlonger.com/show/n_1snhobv)を修正したものです。

 『精装追男姐』は師走の翁先生が2003年にヒット出版社から出版なさった単行本である。
 今回、一緒にエロマンガを語るツイキャスをやっているひかけんくん(@hikaken)に勧められてこの単行本を読んでみたのだが、あまりにもドライブ感溢れる内容に衝撃を受けたので、ここに簡単に感想を書き留めておこうと思う。



[あらすじ]

 本作は、大枠だけ見れば至ってシンプルでかつありきたりな話である。美少年でMっ気のある主人公が、学校の同級生であるSっ気の強い美女たちに調教されていくが、あるきっかけで逆転して、主人公のほうが責める側になる。しかしながら、このありきたりな大枠についた肉付けがあまりにもヘンテコで無茶苦茶なのである。

 本作は前半と後半でかなり話の内容が変化する(そしてどちらもヘンテコで面白い)ので、それぞれの内容について以下で分けて論じる。



[前半]

 まず前半は、主人公が美女たち三人に調教されていく部分であるが、ここで大活躍するのが主人公の男性器である。エロマンガなんだから男性器が活躍するのは当たり前だと思われるかもしれないがそういうことではない。なんと主人公の男性器は、本体である主人公からなぜか取り外し可能なのである。

 作中で「T-LINK」と呼ばれるこの機構(この名称はおそらくスーパーロボット大戦シリーズに登場する「T-LINKシステム」から取られているのではないかと思う)には、作中で厳密なルールが定められている。主たるものとして、以下の四つがある。

・男性器は、<主人公の身体を除く>自由な場所(有機物・無機物問わず)に着脱可能である(つまり、主人公の身体にはチンコが戻らない)。
・どこかにつけている時にのみ、主人公と男性器の感覚がリンクする。
・人間につけると、つけた人間にも男性器の感覚がリンクする。
・人間につけると、つけた人間の性欲を強くする。



 本作前半の魅力は、基本的にリアリティラインが高く、物理法則が破れることもない世界観の中で、このT-LINKによって「男性器を着脱できる」という点だけを現実から遊離させたとき、どれだけ現実には不可能な異様なプレイが出来るか、という思考実験の面白さにある。

 これは例えば、名前を書けば人を殺せるノートを使って高校生がどれだけのことができるか?とか、自衛隊の補給部隊が戦国時代にタイムスリップしたらどれだけのことができるか?といった、「現実に成り立っている条件をほんの少しだけ弄ることによってその結果を見てみる」という優れたSFの面白さと同じ質のものである。
 だからこそ、デスノートに厳密なルールが決められていたのと全く同じように、T-LINKにも厳密なルールが決まっていなければならないのだ。ルールの枠内でどれだけのことができるか?というのが、この種の思考実験の面白さだからである。

 実際、女の子に男性器を付けてふたなり化、といった多くの人が思いつくであろう応用はもちろん、主人公に自分の男性器への奉仕を強要する(ディルドイラマのように)とか、授業中にノートの影でフェラチオする(当然主人公に感覚が跳ね返ってくる)とか、バイブの先に男性器をつけるとか、一般的な想像力ではとても思いつかないような、少なくとも普通のエロマンガでは見ることのできなさそうなプレイを次々と見ることができる。
 私はこうしたプレイを見て、エロさよりもまずセンス・オブ・ワンダーを感じてしまった。チンコが取り外せるだけでこんなに面白いことになるのか!コロンブスの卵だ!というわけである。そういうわけで前半は、エロ漫画らしいエロシーンばかりが続くが、妙に知的な面白さに満ちている。



[後半]
 が、そうしたセンス・オブ・ワンダーを粉々に打ち砕く展開が後半に待っている。
 後半では、T-LINK現象を起こした犯人が主人公の身近にいたことが明らかになり、男性器が主人公の身体に戻る。しかし、ネタバレを避けるために抽象的に表現するが、その犯人というのがほとんど神の如き力を持つ人物であり(ちなみに、その人物が異常な力の持ち主であるという伏線は全くない)、後半では犯人が自らの神通力によって自分の意のままに世界の物理法則を改変していく。

 これは一見、前半で展開されていた、「現実のごく一部だけを厳密なルールにそって改変する思考実験の面白さ」を台無しにしてしまう展開のように思える。男性器が主人公の身体に戻り、T-LINKが使えなくなるというだけではない。犯人の力があまりにも強力であり、ルールやリアリティを完全に無視して、望み通りの出来事を起こせるからである。実際、前半のようなある種知的な面白さは後半にはない。
 しかし、そんなことはどうでもいいと思わせるパワーが後半にはある。とにかく犯人が起こすことが、そしてその絵面が、あまりにも馬鹿馬鹿しいのである。

 やはりこの馬鹿馬鹿しさはぜひ自分の目で確かめて欲しいので、ここでは詳細を省くが、一つだけ書いておくと、例えばチンコを取り戻した主人公が犯人の不思議パワーによって髪が逆立ち攻撃的なオーラをまとうようになったりする。要するに超サイヤ人である。
 他にも、超サイヤ人が分身したり、さらに超サイヤ人を超えた超サイヤ人になったりと、とにかくインフレ感・飽和感の強いハチャメチャ展開が目白押しである。さらにこうしたアホらしい展開が凄まじい密度で連続する。
 やはりこうした展開を見て生じるのはエロさとは別の感情なのだが、それはセンス・オブ・ワンダーなどという高尚なものではなく、要するに爆笑である。



[最後に・全体を通して]

 ここまで述べてきたように、『精装追男姐』は前半ではSFのような思考実験の面白さ、後半では"犯人"によるリアリティ無視のハチャメチャ展開の面白さが味わえる作品である。

 しかし、本作の真に素晴らしいところは、前半と後半で全く違った内容であり、さらに後半ではリアリティや伏線などを無視したテキトーなバカ展開を連打しているにも関わらず、不思議と一本の物語としてのまとまりを保持しているところである。ここまでハチャメチャだと読んでいるうちにどうでも良くなってきそうなものだが、不思議と最後のオチ(これがまた最高度にアホらしいのだが)まで、登場人物への感情移入をなくすこと無く読み切ることができる。

 こうしたまとまりがなぜ保持されているのかといえば、それは結局本作がどんなに奇想天外な方向に突っ走っても、「M男子に対するS女子のイジメ・調教→M男子からの逆襲→責めを受ける中でS女子からM男子への愛が発覚→両者がラブラブに」、という、ありきたりであるがゆえに非常に強固なエロ漫画の物語の様式をきっちり守っているからであろう。たぶんこの軸足を外してしまえば、本作は部分部分で面白さがあっても、全体としては筋の通っていない、実験作になってしまったのではないだろうか。

 歌舞伎の新解釈に挑戦した中村勘三郎は、「型があるから型破り。型が無ければそいつは単なる形無し」を座右の銘としていたというが、エロ漫画でも同じなんだろうなと思った(といい話っぽくまとめる)。
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