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第九回放送・山文京伝『紗雪の里』

毎回1つの成人向けマンガを選んで語り尽くすツイキャスエロマンガ夜話。
 11/1の第9回放送では、山文京伝先生の『沙雪の里』を扱いました。
 ゲストパネリストとしてビーマスさんが参加してくれました。

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 ログはこちら。
 その1
 その2
 その3
 その4

 キーワード:絵が古く見えるのはなぜだ?/女性の内面にしか興味が無い/連作四コマ的構成力/アニメ版との比較/天王寺きつね先生からの影響/システムに潜む個人的な悪意

次回は11/15の22:00~24:00の配信の予定です。
A-10先生のこれまた大作、『Lord of Trash』を扱います。
機能性重視@atonkbのアカウントを御覧ください。

以下は、次回予告として掲載していた紹介記事です。

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毎回1つの成人向けマンガを選んで語り尽くすツイキャスエロマンガ夜話
次回第九回は11/1の22:00~24:00に、山文京伝『紗雪の里』を扱います。

今回も次回予告を兼ねて単行本の紹介をしていきます。



『紗雪の里』は、ホットミルクコミックスから2011年に発表された山文京伝先生の第16(!!)単行本です。
長編「紗雪の里」全19話が収録されています。

[収録作品のあらすじ]

「紗雪の里」
高峰秀夫・雪子、そして二人の子供の秀一の三人家族は、秀夫の姉・夏海の勧めで、脱サラして田舎の農村・牡種<おすたね>の村に越してくる。しかし、移住してすぐ、雪子は村の男たちに輪姦されてしまう。過疎と女不足に悩むこの村では、女は村人全員の共有物なのだ。秀一の同級生である猛の手も交えて、雪子の調教は進んでいく。やがては夏海に導かれ、秀夫も乱交に参加するようになり、夫婦は完全に村の<一員>となる。しかし秀一は、同級生の女子・ユリとともに、しきたりへの違和感を拭えない。やがて時がたち、乱交に参加せぬまま青年期を迎える二人。はたして彼らは、自らの思いを貫けるのか。それとも、村に取り込まれてしまうのか。



[紹介・3つのポイント]

・独特すぎるキャラクターデザイン

山文京伝先生といえばなんといってもその独特な絵柄・キャラデザでしょう!表紙を見てもらえばわかると思いますが、2011年のエロ漫画、それもコアマガジンからの単行本としては、あまりにも強烈な個性です(何を言いたいかは察してください)。

wikipediaには、「多くの成年マンガにみられる作画クオリティによるアピールではなく、女性が快楽へと堕落する内面心理の描写などを重視した作品を手がける。 」とあり、暗に山文京伝先生の絵は「クオリティが低い」と述べられているようにも見えます。

しかし、本当にそうでしょうか?むしろ山文京伝先生の漫画にはこの絵が必要なのではないでしょうか?
私(機能性重視)は個人的に、山文京伝先生のキャラデザは、「下手」なのではなく、熟女の魅力を「抽象化した」ものであると考えています。ツイキャスではその辺も含めて絵柄の分析をやろうと思ってます。



・属性てんこ盛り!

山文京伝と言えば熟女・人妻・寝取られの巨匠というイメージが強く、実際本作『紗雪の里』もそうした側面が強くあります。
しかし本作の魅力は、それ以外にもさまざまな属性・シチュエーションがてんこ盛りに入っていることです。

たとえば本作のテーマは田舎の性的習俗ですし、シチュエーションとしては兄妹姦、母子姦、ショタによる調教、孕ませ、ボテ腹プレイなどが含まれます。
さらに寝取られとしても、妻の寝取られ・恋人の寝取られはもちろん、母寝取られなんかも入ってます。
というわけでさまざまなネタがこれでもかと盛り込まれており、山文京伝先生の中では一番派手でわかりやすい作品だと思います。その意味もあって山文京伝初心者には結構オススメ。



・マルチエンディング

本作は267ページもあってとにかく長大な作品なのですが、その理由の一つがマルチエンディング制を取っていることです。
本作には最終話が2つ収録されており、主人公がとった選択によってエンディングが分岐するようになっています。

この方式をとったエロ漫画としては他に山文京伝先生自身の『砂の鎖』や、たけのこ星人先生の単行本未収録作「アナタの選択」などがあります。
『砂の鎖』では雑誌掲載分と単行本収録分のエンディングが異なり、雑誌掲載分は後に同人誌として出版されました。「アナタの選択」は読者アンケートでエンディングを決めた作品で、選ばれたグッドエンドだけが雑誌に掲載されました。

しかし、これらの作品と『紗雪の里』が決定的に違うのは、グッドエンドとバッドエンドを両方とも、連続して読まされるという点です。皆さんもご経験があるでしょう。一度グッドエンドでクリアしたゲームで、CGやイベントのコンプリートのためにバッドエンドを見た時の気まずさを。
それです。それが味わえます。がっかりします。


というわけでツイキャスでは以上3つのポイントについてより深く掘り下げつつ、山文京伝先生の他の作品との比較などもしていきたいと思います。語るぞー。
あと、レギュラー三人に加えて、山文京伝先生の同人誌と商業誌を全て揃えているというクレイジーな僕の先輩ビーマス@bmas_sorauさんも参加してくれるそうです。

次回放送は11/1の22:00~24:00の予定です、@atonkbのツイッターアカウントで行います。
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第八回放送・赤月みゅうと『少女×少女×少女』

毎回1つの成人向けマンガを選んで語り尽くすツイキャスエロマンガ夜話。
 10/9の第八回(ティーアイネット特集第四回)放送では、赤月みゅうと先生の『少女×少女×少女』を扱いました。
 ゲストパネリストとしてけーたさん@ke_ta3が参加してくれました。あとノイズかなり減りました。この配信環境を安定させたい…

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 ログはこちら。
 その1
 その2
 その3
 その4(次回予告つき)

 キーワード:「自由」/ウテナ/村上春樹/ハーレムに親を殺された?/見開きの絵で魅せる/丸みを帯びた女の子/テーマの「空間化」/各人のベストオブ赤月みゅうとは?/山文京伝先生の本よむのつらい…

次回は10/23の23:00~25:00の配信の予定です。
山文京伝先生の大作、『沙雪の里』を扱います。
機能性重視@atonkbのアカウントを御覧ください。

以下は、次回予告として掲載していた紹介記事です。

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 今回扱う単行本『少女×少女×少女』は、MUJINコミックスとして2011年に発表された単行本です。
 赤月みゅうと先生の作品としては二冊目になる本で、中編「祭子」と、短編が2本収録されています。



[収録作品のあらすじ]



「祭子」
主人公・天上健吾は、腹違いの妹・祭子の連絡を受け、長い間帰っていなかった実家に帰ってきた。そこでは強権的な父親が、妾に産ませたたくさんの妹達を監禁状態に置いている。妹達を解放するよう父に迫る健吾だが、なぜか彼は強い態度に出ることができない。詫びる健吾を祭子は地下の温泉洞窟に導く。そこには妹達が、健吾と交わるために待ち受けていた。やがて健吾が父を恐れる理由が明らかになる。父は健吾に一度"殺されて"いたのだ……はたして健吾は父の軛から妹達を解放できるか?

「エンティエンヌ・ドゥ・シルエット」
主人公の女子学生・シズクは、同じクラスの女の子・朝倉さんに恋しているが、彼女に迫ってみたところ、美術のスズキ先生(男)が好きだからといって拒否されてしまう。そこでシズクは一計を案じる。スズキ先生を中心とした女子学生のハーレムを構築し、そこに朝倉さんを引き込んだ上で、どさくさに紛れて彼女と行為に及ぼうというのだ。シズクの計画通りにハーレムが作られ、朝倉とスズキ先生もコトに及ぶ。しかし朝倉は、乱交状態でのエッチに違和感が拭えないのだった。

「モラトリアム 少年×少女」
主人公のスズキは、同級生三人組からイジメを受けている。そんなスズキを優等生の中村さんが助けるが、彼女もイジメの標的にされてしまう。「童貞」「処女」としてからかわれた二人は授業を抜け出し学校から逃げる。学校をサボった二人は空き家でセックスを始める……

[紹介]

・「先の気になるエロマンガ」
 赤月みゅうと先生の作品の最大の美点は、とにかく「先が気になる!」ということです。長編「少女×少女×少女」は、謎を仕掛ける→提示する→新たな謎を仕掛ける→提示する……という、ミステリ・サスペンス的な物語構築の方法論をうまく取り入れており、エロそっちのけで先を読み進めたくなります。

 そして、エロそっちのけで読み進めたとしても十分満足できるシナリオの重みがあるのももう一つの魅力です。前述したような謎解きの面白さも抜群ですが、結末は常に主人公たちの恋愛感情に真面目に向き合うものになっており、非常に爽やかに終わります。エロ目的でなくても読むに値する漫画だと思います。

・赤月流ハーレム
 「祭子」「エンティエンヌ・ドゥ・シルエット」とハーレムものが二作収録されている本作ですが、この二作、特に「祭子」は、赤月みゅうと先生のハーレムものの作風を確立させた作品と言っていいのではないでしょうか。この後の『奴隷兎とアンソニー』、『美少女クラブ』といったハーレム作品は、ほとんどこの「少女×少女×少女」の変奏曲ないし拡大版といっていいほどです。

 では具体的にどんな作風が確立されたのかと言いますと、詳しい話はツイキャスでしたいと思いますが、とりあえず3点特徴を挙げたいと思います。

1・半端ではない女の子の人数
 普通ハーレムもののエロマンガというと女の子の人数は精々3~7人くらいですが、赤月みゅうと先生の場合は違います。桁が変わるのがデフォルトで、本作に収録されている二作でもそれぞれ十数人、全二巻に渡る「美少女クラブ」では20人以上の女の子が現れます。

2・ズレた中心
 本来ハーレムの主体であるはずの男性とは別に、そのハーレムを管理するものとして別のキャラクターが設定されていることが多いです。「祭子」では主人公の父が、「エンティエンヌ・ドゥ・シルエット」ではシズクちゃんがこれにあたります。

3・管理とシステム
 ハーレムは女の子の自由意志によって構築されたものではなく、管理者が何らかの思惑に基き、計略や権力を行使することによって作られたものであることが多いです。

以上3点の特徴が、赤月みゅうと先生のハーレム作品を他のハーレムものとは一線を画するものとしています(以上の特徴が当てはまらない作品もあります、最新刊『なつみつ×ハーレム』とか)。特に、これらの特徴が一体となった結果、「人間を非人間化するものとしてのハーレムとそこからの脱出」という、ほとんど自己否定的と言っていいようなテーマが表に出てくるのが面白いところです。ツイキャスではこのあたりをより詳しく喋りたいと思います。
プロフィール

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