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第10回放送・A-10『Lord of Trash』

毎回1つの成人向けマンガを選んで語り尽くすツイキャスエロマンガ夜話。
 11/15の第10回放送では、A-10先生の『Lord of Trash』を扱いました。

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 ログはこちら。
 その1
 その2
 その3
 その4

 キーワード:前半と後半のギャップ/すごい密度のギャグ/四コマっぽさ/ゲームネタ/豊富な表情/「部室的・内輪的」/ジェンダー的対称性/王子はどんなタイプの男の娘?/器用さ/近親相姦の背徳感/「たとえ」フェチ

以下はツイキャスで読み上げた『Lord of Trash』収録作のあらすじです。

「Lord of Trash」
作中どんな女性キャラより可愛い王子を筆頭に、王子ラブな僧侶、なにやら訳ありな野伏、冒険中に出会った不良少女、謎のガイコツ、母親役アルバイトの淫魔、ドラゴンなどなど、個性豊かな面々によるRPG的なダンジョン攻略珍道中。

「ニードフル・シング」
人間フェチのドラゴンが、可愛い王女を攫ってきた。ドラゴンは人間の姿に化けて、王女に性的ないたずらをしようとする。しかし、そこに王女を助けようと勇者がやってくる。

「まるほんどどらいぶ」
同人作家・田村ゆかりは、夫の単身赴任のため、幼い息子である田村烈と二人暮らし。息子にショタ同人の原稿を手伝わせている。しかしゆかりは、息子の貞操を狙っていた…

「迷宮アポカリプス」
小国エトルリアを挟んで睨み合う二国が、直接衝突のためエトルリアへと侵攻してくる。はたして若き国王は戦争を止め、自国に平和を取り戻せるか?


次回は12/6の22:00~24:00の配信の予定です。
次回は新しい試みとして11/20発売の新刊をレビュー!ぐじら先生の『ギャルとかビッチとか色々。』を扱います。
機能性重視@atonkbのアカウントを御覧ください。
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この山文京伝がすごい!ベスト5

私、機能性重視は友人と成人向け漫画を語るツイキャス「エロマンガ夜話」をやっております。
前回のエロマンガ夜話では山文京伝先生の『沙雪の里』を扱いました。
で、10月後半はその準備のため、「山文京伝マラソン」と称し、その独特すぎる絵柄周到な熟女調教描写で有名な山文京伝先生の単行本を、重複を除いて全18冊読んでました。





読んだ単行本を名前だけ並べてみるとこんな感じ。

コアマガジンから刊行されているのもの(14冊)……
『灼熱の炎』(1995年)
『10after』(1996年)
『Sein』(1999年)
『窓のない部屋』(2000年)
『砂の鎖 1』(2001年)
『砂の鎖 2』(2005年)
『READINESS』(2008年)
『蒼月の季節』(2008年)
『沙雪の里』(2011年)
『緋色の刻 完全版』(2012年)
『マゾメス』(2013年)
『冬の紫陽花』(2013年)
『七彩のラミュロス 1』(2015年)
『七彩のラミュロス 2』(2015年)



フランス書院から刊行されているもの(4冊)……

『禁断の方程式』(1995年)
『頃刻の迷夢』(1996年)
『おねーさんとあそぼうっ!』(1997年)
『笑顔のすべて…』(2000年)


『緋色の刻』や『ラミュロス』の旧版はマラソン対象から外してます。


いや、大変だった…
まず2000年代前半以前の単行本は初読だったのでじっくり読まなければならないし、
2000年代後半からの単行本は一度読んでいたとはいえ、良くも悪くもワンパターン様式的なので連続して読むのが辛い。
最後に『冬の紫陽花』を読んでいた時はエロさ以上にゴール直前の達成感を感じてました。



[ベスト5]

さてせっかく18冊も読んだのに2時間ツイキャスしただけで終わらせるのが残念なので、ここで極私的な山文京伝単行本ベスト5を発表したいと思います。
山文京伝のハードコアファンからすれば私なんか超にわかだと思いますが、いちおう一言二言解説もつけてみましたので、これから山文京伝先生の単行本を読もうという時にでも参考にしてください。

第五位 『灼熱の炎』(1995)


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おそらく山文先生の長編で最もストーリーに優れているのがこの『灼熱の炎』でしょう。
基本的には『砂の鎖』以降コアマガで書き続けられている熟女調教系作品と同様のプロットですが、本作で光っているのがヒロイン以外のサブキャラクターたちの物語。
全てのサブキャラクターの思い・願い・欲望に一気にケリをつけていく終盤の展開は圧巻。「読める」エロ漫画です。




第四位 『READINESS』(2008)

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『Sein』(1999)を受け継ぐ催眠系長編作。催眠調教を受ける女刑事の物語です。
本作の最大の美点は、催眠によって<自分で調教を受けていることに気付かずに>調教されてしまうというシチュエーションでしょう。エロとしてはもちろん、サスペンスとしてもこの設定を活かしきっています。
また、引き出されてしまった欲望・開発されてしまった身体を受け入れながら、それでも前向きに生きていくハッピーエンドがなかなか新鮮です。



第三位 『窓のない部屋』(2000)
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短篇集です。山文京伝先生の本質は、調教描写よりも、しっかりした構造を持ったプロットを作る構成力にあるというのが私の考えです。この特徴は長編よりも、本作のような短篇集の方が見やすいでしょう。
特に本作と次の『笑顔のすべて…』は傑作が多く収録されています。『笑顔のすべて…』に比べると、調教エロスをテーマにした作品が多いでしょうか。
短編「Silent」はたった4ページでありながら、明快な起承転結と様々な解釈を許す深みをもった作品で、非エロではありますが、ぜひ読んでみていただきたいです。



第二位 『笑顔のすべて…』(2000)
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『窓のない部屋』と同様の短篇集です。こちらはレズ・SF・怪奇・お仕事ものなどなど、よりバラエティ豊かな作品が収録されています。
とにかくこの単行本は収録されている短編のクオリティがただごとではないです。ちゃんと起承転結があって、びっくりするようなオチがあって、後に引きずる余韻もある。短編漫画のお手本のような作品がずらずら並んでおり、エロ目的でなくても十分読めます。
個人的なお気に入りは快奇色の強い「LOVER」。わずか8ページながら、「女性を調教して思い通りにしたい」という欲望の自己中心性を鋭く撃つ傑作です。



第一位 『沙雪の里』(2011)
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いろいろ読みましたがやっぱりこれが1位。田舎の性習俗に母親が染められ・寝取られていく長編作です。
孕ませ・妊婦・母NTRなどなどのシチュが個人的趣味に合致するというのが気に入っている最大の理由だったりもするのですが(おい)、それを別にしても、読み手に与える「嫌な感じ」「鬱感」において本作を超えるのは難しいのでないでしょうか。
「田舎の習俗」という社会的な隠れ蓑の裏で渦巻く、個人を「同級生の母を奪いたい」「弟を自分のものにしたい」という極めて個人的な欲望と悪意の醜悪さを描き切った暗黒の名作です。


というわけで、個人的な山文京伝ベスト5でした。
特に『笑顔のすべて…』は絶版になってしまった上に電子化もされていないので埋もれてしまいがちですが、是非とも読んでいただきたい名作です。



なお単行本を集める手段ですが、コアマガジンから刊行されている単行本は、ほとんど電子書籍で買えます。特に、絶版になっているやつもこれで手に入ります。
フランス書院から刊行されていたやつは絶版になってしまった上に電子化もされていないようなので、古本を買うしかないのが現状です。

ロード・オブ・トラッシュの謎(追記あり)

私機能性重視は友人たちと成人向け漫画を語るツイキャス『エロマンガ夜話』をやっているのですが、次回はA-10先生の『Lord of Trash』を扱うことにしました。




そこでツイッターで告知を書いたのですが、メンバーの1人から、

「LordじゃなくてLoadだよ」

という指摘が。

えっ、記憶違い?と思って調べてみると、ちょっと面倒な事情が明らかになってきました。



[コアマガ版のタイトルは?]
どうやらこのコミックスのタイトル、web上だと各種媒体で表記に違いがあるようなんです。

AmazonDMMDlsite国会図書館だと全て「Lord」表記
コアマガジン公式Wikipediaでは「Load」

しかし表紙はどうみても「Lord」ですよねえ…

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というわけで決定的な証拠を得るために手元の単行本の奥付を確認。

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奥付は「Lord」ですね。よかったよかった。

しかし、コアマガジン公式やWikipediaが「Load」表記にしたのは何故か…?みんな揃ったスペルミスをしちゃったんでしょうか…?
いや、実はどうやらそういうわけでもないっぽいんです。



[ビブロス版のタイトルは?]
コアマガジン版の『Lord of Trash』は、今はなきビブロスから出た作品の完全版なのですが、このビブロス版のタイトルは、ほぼどの媒体を見ても『Load of Trash』なんですね。

たとえばAmazonもそうだし、国会図書館もそうです。そして何より表紙が、

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どう見ても「Load」です。

ビブロス版は持っていないので奥付を確認できず、従って確言ができないのですが、どうやらこちらのビブロス版の正式タイトルが『Load of Trash』であり、これに引きずられてWikipediaやコアマガジン公式がコアマガ版のタイトルを間違えてしまったものと思われます。



[どうしてこうなった]
ではタイトルが変化したのはなぜか?

コアマガ版のコミックスを見ると、ビブロス版の単行本が「Lord of Trash」というタイトルで(何度も)言及されています。このことから察するに、ビブロス版の段階ですでにA-10先生は「Lord of Trash=がらくたの王」という意味のタイトルを意図していたにもかかわらず、ビブロス版が作られる段階の何処かで誰かがスペルをミスって「Load of Trash」になってしまったのではないでしょうか。

以上はあくまで推理ですので真の事情はわかりませんが、とりあえず次回のツイキャスでは新版は「Lord of Trash」、旧版は「Load of Trash」と呼んでいきたいと思います、音が一緒なんでツイキャスだとどっちでも変わらないんですけど。



[11/04追記]

この記事を書いた翌日、A-10先生自身からツイッターで事情をご説明頂くことができました。







というわけで、A-10先生のお話に基づく限りでは、やはり私の推理が正しかったようです。
音が同じでありかつ「Lord」「Load」のどちらでも意味が通るので、間違えやすいのは確かですね。
みんなも誤字には気をつけよう!(よくわからないオチ)
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